チャレンジ!はじめてのシステム開発

深い知識が求められるのがSE

SEに向いている性格

プログラミングがすべてのIT業界の人材に共通する基本の知識となることから、PGとして数年の実務経験を積んだ後にSEにステップアップするのが通常のようです。しかしPGとして求められるのが正確なコードをひたすら量産することであるのに対して、SEに求められるスキルは、プロジェクト全般に及ぶものであり、質が異なります。
SEは上流工程から下流工程に至るまで、破綻することなくプロジェクトを遂行するために目を配ることが求められるのであり、クライアントやユーザーやプロジェクトメンバーなど、様々な立場や利害の人と折衝しなければなりません。いずれも開発に臨む目的は一つとはいえ、人が増えれば増えるほど人為的なミスが増え、不測の事態が生じるなどといったリスクが高まるので、それらを上手くマネジメントする手腕が試されるのです。

深く広い専門知識

そもそもクライアントがシステムを開発する目的は、理路整然と語れるものではないのが通常です。SEはヒアリングを通じて、クライアントの漠然とした期待やイメージを正確に読み取り、具体的なシステムとして設計し、提案できなければなりません。つまりPGのような決まった仕様を正確に仕上げるための四角四面な知識では足りず、より深く広い豊かな専門知識を身に付けることによって、それらを自由に組み合わせたり取捨選択したりする、最適化する能力が必要なのです。

コミュニケーション能力

そして自分だけではなくプロジェクト全体として潜在能力を存分に活用するためには、そもそも的確な質問を的確な相手に発することによって必要な情報を手に入れるということが基本中の基本となります。これはそもそものシステム開発の目的を叶えるべく、最終的にユーザーが使いやすいよう工夫するなどといった、運用までを見据えた一連のヒアリングにおいて特に重要となる能力です。またプロジェクトメンバーであるそれぞれの専門家との連携を深めて、トラブルを未然に防ぎ、不測の事態にも迅速に対応するという上でも、この巧みに情報を引き出すコミュニケーション能力が大切になるのです。

構築力

SEが「木を見て森を見ず」では、プロジェクトの成功は難しいでしょう。一つ一つの細かな知識や物の見方を寄せ集めても、全体として調和しなければ意味がありません。SEには、クライアントからニーズを汲み取って、最適に計画し設計することが求められるのであり、またそれを実現可能なように、仕様書などにおいて具体化できなければなりません。プロジェクト全体として予算や人員や時間を見積もり、スケジュールを作成して、全体を構築する能力が求められるのです。